
お宮参りは、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える大切な行事です。
しかし、生後間もない赤ちゃんを連れての外出や、神社での流れについて不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、お宮参りの準備の中でも特に迷いやすい、ご祈祷に必要な「初穂料」。
- そもそも「初穂料」って何だろう?
- 初穂料はいくら用意すればいいの?
- 包み方に決まりはある?
と、疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
初めての行事だからこそ、「何を準備すればいいのか」「当日はどう動けばいいのか」と悩む方も少なくありません。
この記事では「お宮参りの初穂料」について、基本的な意味から準備のポイントまで、スタジオかれんがわかりやすく解説します。
目 次
1.お宮参りの初穂料(はつほりょう)とは
2.お宮参りの初穂料はいくらくらい?
3.初穂料のマナー
4.初穂料を準備するタイミング
5.よくある質問
1.お宮参りの初穂料(はつほりょう)とは

お宮参りの初穂料とは、赤ちゃんが無事に生まれてきたことを神様に報告し、これからの健やかな成長を願って収める謝礼のことです。
そもそも初穂とは、「その年最初に実った稲」のことで、昔は神様へ無事に育ったことへの感謝の気持ちとしてお供えしていたもの。
そこから、「初穂料」とは初穂に代わって、神様にお供えするお金の事を意味します。
お宮参りは、赤ちゃんにとって人生で初めての神社参拝とされており、初穂料はその大切な節目に感謝の気持ちを表すものとされています。
七五三のように成長を祝う行事とは異なり、「誕生のご報告」と「見守っていただくお願い」という意味合いが強いのがお宮参りの特徴です。
● 玉串料(たまぐしりょう)との違い
お宮参りの案内で、「初穂料」ではなく「玉串料(たまぐしりょう)」と表記されていることがあります。
どちらもご祈祷への謝礼という意味では同じものなので、初めてのお宮参りでも過度に心配する必要はありません。
表記や金額は神社ごとに異なるため、迷った場合は神社の案内に従って用意しましょう。
ちなみに、「初穂料」も「玉串料」も、どちらも神社にお納めするお金ですが、意味と使われ方に少し違いがあります。
初穂料 → 感謝のお祝いの気持ちを表すものから、葬儀などの弔事に用いるのは不適切とされています。
玉串料 → 儀式に参加する際のお供え。慶事、弔事のどちらにも用いることができます。どちらに使用しても問題ないですが、お守りやお札を受ける際や慶事の場では「初穂料」を用いることのほうが多いようです。
2.お宮参りの初穂料はいくらくらい?
初穂料には全国共通の決まりはなく、金額は神社ごとに異なりますが、
お宮参りの初穂料の相場は、5,000円~10,000円程度が一般的とされています。
多くの神社では、
- 金額が決まっている神社
- 「お気持ちで」と案内されている神社
- 複数の金額から選べる神社(5,000円・7,000円・10,000円など)
など、神社によってさまざまなため、迷った場合は神社の公式サイト確認するか、直接問い合わせ確認するのがもっとも安心です。
また、「お気持ちで」と言われた場合でも、一般的には5,000円を包む家庭がほとんどです。
「お気持ちで」という表現は、金額よりも感謝の気持ちを大切にしてくださいという意味合いと考えると安心です。
●なぜこの金額が多いの?
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を報告し、これから成長を願う「はじまりの行事」。
そのため、高額であることよりも、気持ちを込めてお納めすることが大切とされています。
●双子の場合の初穂料はいくら?
双子のお宮参りの場合、基本は「人数分」包むのが一般的です。
多くの神社では、赤ちゃん一人ひとりに対してご祈祷を行うため、初穂料も人数分を目安に考えます。
●ご祈祷を受けるともらえる授与品って?

多くの神社では、お宮参りのご祈祷を受けると「授与品」をいただけます。
授与品とは、ご祈祷を受けた証として授けられるもので、赤ちゃんの健やかな成長を願う意味が込められています。
神社によって内容は様々ですが、よくある授与品の代表例は
・お札(おふだ)
もっとも一般的な授与品。
「家内安全・健やかな成長を願う」意味があり、自宅の神棚や、清潔で高い場所にお祀りします。
・お守り
赤ちゃん・子ども用のお守り。
「健康祈願」や「成長守」、「無病息災」などの意味があります。
・お食い初め関連の品
地域や神社によって授与されることがあります。
「箸」や「歯固め石」などが一般的で、「食べ物に困らないように」という願いが込められています。
・記念品・縁起もの
「絵馬」や「小さな置物」、「でんでん太鼓」や「お祝いの袋や記念品」がいただけるところもあります。
赤ちゃんの“はじめての行事”らしい、記念になるものとして贈られます。
・お米・お菓子
最近増えているタイプとしてお米やお菓子が挙げられます。
神前に供えたお米や、縁起の良いお菓子で、家族で分けられるのが特徴です。
地域性や慣習、七五三祈祷の形式や神社の考え方によって授与品が異なるため、去年と内容が違ったり、他の神社と違う、ということは普通にあります。
●授与品はいつまで飾るの?正しい扱い方は?
お宮参りでいただいた授与品(お札・お守りなど)は、「1年程度」を目安にお祀り・所持するのが一般的です。
これは、神社のお札やお守りが「1年を通してご加護をいただくもの」と考えられているためです。
・お札の扱い方
神棚があれば、神棚にお祀りをします。
神棚がない場合は、清潔で目線より高く、直射日光や湿気を避けた場所(棚の上やタンスの上など)でOK。
また、赤ちゃんの名前入りのお札の場合も、家族を見守るものとしてお祀りします。
・お守りの扱い方
赤ちゃん用のお守りは、ベビーベッドの近くや母子手帳ケース、清潔な場所に保管しましょう。
※誤飲帽子のため、赤ちゃんの手が届かない場所に置くのが大切。
・お米やお菓子などの扱い方
家族で分けて、いただいてOK。
なるべく早めにいただくのが◎
●授与品をいただいてから1年経ったらどうする?
基本は、「神社にお返しする」でOK。
1年ほど経った授与品は、
授かった神社、もしくは近くの神社へお返しするのが一般的です。
多くの神社では「古札納所(こさつおさめしょ)」が設けられています。
●スタジオかれん近隣神社
宇都宮二荒山神社 → 公式HP
予約不要・当日受付
初穂料 : 5,000円・10,000円・20,000円
那須乃木神社 → 公式HP
事前予約
初穂料 : 5,000円・7,000円・10,000円
初穂料はのし袋に包んでお持ちください
※いずれも2026年2月時点調べ
3.初穂料のマナー
●のし袋

お宮参りの初穂料は「紅白・蝶結び」ののし袋を使います。
・蝶結びは何度あってもよいお祝い事に。
・シンプルなデザインのものを選ぶと安心です。
・水引は印刷された簡易タイプ、立体的な水引、どちらでも大丈夫です。
・結び切りは使用しません。
●表書きの書き方
のし袋の上段には、以下のいずれかを書きます。
・初穂料(いちばん一般的)
・玉串料(神社の案内にあわせる場合はこちら)
●名前は誰の名前を書く?
下段には、赤ちゃんの名前を書くのが一般的です。
・フルネームでなく名前のみでOK。
・ふりがなを小さく添えてもよいでしょう。
・名字を書く場合は、家族で統一感があれば問題ありません。
●双子の場合はどうしたらいい?
基本的にのし袋は1つで問題ありません。
が、神社によっては「人数分でお願いします」と案内されることがあります。
その際は、神社の指示に従うのが正解です。
また、1つののし袋の場合、下段には
・双子それぞれの名前を並べて書く
・連名にして、横に並べて書く
どちらでも大丈夫です。
●お金の入れ方
・お札の肖像画が表側・上向きになるように入れます。
・入れるお札は、新札が望ましい。(必須ではない)
●初穂料の渡し方のマナー
・受付時に、のし袋を袱紗(ふくさ)から出して渡す。
・袱紗がない場合は、そのままでも失礼になりません。
・「本日はよろしくお願いいたします。」と一言添えると丁寧です。
※ふくさとは:金封(ご祝儀袋や香典袋)を包むための布です。
●よくあるNG例
・封筒や白い無地袋にそのまま入れる。
・のし袋の表書きが空白。
・しわや汚れのある袋を使う。
とはいえ、多少の間違いは問題ありません。
気持ちが大切なので、基本的なマナーを押さえて用意すれば大丈夫です。
4.初穂料を準備するタイミング
基本は、「参拝日の数日前まで」 が、おすすめです。
当日は、赤ちゃんの体調管理や移動・受付などで慌ただしくなりがち。
また、記念撮影を検討されてる場合はさらに余裕をもって準備しておくのがベター。
事前に用意しておくことで、当日を落ち着いて迎えることができます。
簡単な準備の流れをここで紹介していきますね。
●日程を決める

お宮参りの参拝は、生後1か月前後に行うのが一般的とされています。
ただし、これはあくまで「昔ながらの目安」で、現在は生後1~3か月頃に行うケースも一般的です。
日程を決める上で多くの方が押さえているポイントを紹介します。
・家族の都合に合わせる
ご両親の仕事や、祖父母が参加できるかどうか、土日祝日という点を考慮される方が多いようです。
・赤ちゃんとお母さんの体調を優先
出産後の体調回復には個人差があります。
産後1か月検診後や無理なく外出できる時期を選ばれる方もいらっしゃいます。
・気候・季節を考える
雨や寒さが心配な場合は、気候が落ち着く時期に変更しても問題ありません。
・六曜(大安・仏滅)は気にする?
気にする方もいますが、必須ではありません。
お日柄については、詳しくまとめたページがあるのでぜひそちらをご覧ください。
→お日柄(ひがら)とは? 六曜を徹底解説!
●お参りする神社を決める
どこの神社にお参り・ご祈祷をしてもらうかを事前に決めておくのも重要なポイント。
神社を決める際は、有名な神社かどうかだけでなく、ご家族が無理なく足を運べる場所かどうかも大切なポイントです。
また、ご祈祷に予約が必要だったり、受付方法が神社によってさまざまなため、事前に公式HPを一度確認してみておくといいでしょう。
お参りする神社が決まったら、初穂料を準備しましょう。
●赤ちゃんの産着(うぶぎ)の準備をする
つぎに、赤ちゃんの産着(うぶぎ)の準備をします。
産着とは、お宮参りの際に赤ちゃんに掛ける「祝い着」のことです。
赤ちゃんを抱っこした大人の肩から掛け、赤ちゃんの健やかな健康を願う意味が込められています。
産着の準備方法の代表的なパターンとしては
・レンタルする
最近いちばん多い選択肢で購入より費用を押さえられます。
フォトスタジオ等では、写真撮影と一緒に借りられる場所もあります。
お宮参り後に使う予定がない場合は特におすすめです。
・祖父母から贈られる(昔ながら・今も多い)
特に母方の祖父母から贈られるケースが多いですが、地域や家庭によって考え方はさまざまです。
家族の記念になり、兄弟で使いまわせる点がメリットです。
・購入する(こだわり派)
デザインや色柄にこだわりたい方や、記念として残したい方は購入がおすすめです。
また、神社から近い場所にあるお店という点もお店を選ぶ上で重要なポイント。
移動時間が短いので着崩れのリスクが低く、お子さまの負担が少ないという利点があります。
【産着は必ず用意しないといけないの?】
必須ではありません。
ベビードレスや普段着で参拝する家庭も多く、正解は一つではありません。
「無理のない形で行うこと」が大切です。

★スタジオかれんは宇都宮大通り店・那須塩原乃木参道店ともに
・神社に近い
・撮影とお参りがセットのプラン
・パパママ・兄弟姉妹の着物レンタルもOK
ので、お参りも安心してご利用いただけます。
スタジオかれんのご利用を検討中の方はぜひこちらもご参照ください。
→お宮参り結局いくら?リアルな予算例
5.よくある質問
●初穂料は必ず用意しないといけませんか?
→ ご祈祷を受ける場合は、初穂料をお納めするのが一般的です。
参拝のみでご祈祷を受けない場合は、必須ではありません。
●お札は新札じゃないとダメ?
→ 必須ではありませんが、できれば新札orきれいなお札がベストです。
新札が用意できなくても失礼にはなりません。
●のし袋にボールペンはダメ?
→ 黒の筆ペンやサインペンがおすすめ。毛筆でなくてもOK。
●間違えたら失礼?
→ 多少の間違いは問題になりません。気持ちが大切です。
いかがでしたか?
はじめてのお宮参りでは、初穂料をはじめ、わからない事がたくさん出てくると思います。
ですが、事前に少し準備しておくだけで、当日は赤ちゃんとの大切な時間に集中できます。
赤ちゃんのペースを一番に考えながら、無理のないかたちで
あたたかく心に残る、すてきなお宮参りの日をお迎えください。
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