3月1日。朝6時に卒業袴のお着付けから今年の卒業シーズンが始まりました。
まずは、今年、無事卒業を迎えた学生の皆さん、おめでとうございます。
ここから約一か月間、早朝営業のスタジオかれんは多くの卒業生や卒業生を送り出す先生方を袴姿でお見送りしていきます。
春がやって来ます
毎年のことではあるのですが、3月初めの早朝はまだ2月の寒気が残っていて、朝起きても暖房が欠かせません。
吐く息もまだ白く、指先も冷たいです。
でも卒業式のシーズンが終わる頃にはすっかり春めいているはずです。
二十年以上、そんな感じで、忙しくて少し眠い一ヶ月を過ごしていますが、少しづつ生暖かくなっていく3月の空気には、いくつになっても毎年ちゃんと胸をくすぐられます。
和装姿で背筋を伸ばし、慣れ親しんだ学校や友達とのしばしの別れが少し寂しくても、皆さん、確実に前へ進む匂いがする。
そんな感じの春の迎え方は日本人ならではの感覚でしょうか?
ハイカラさん
卒業式といえば袴姿が定番ですが、なぜだかご存知ですか?
これ、実は“伝統”というより“近代の文化”と言えそうです。
明治時代、女学校の制服として袴が採用され、当時の女性たちにとって袴が最先端の装いとなりました。
俗に言う、『ハイカラファッション』です。
『ハイカラ』という言葉は、英語の“high collar(高い襟)”が語源で、西洋風の立ち襟シャツを着る、流行に敏感な人々を指した言葉が、「新しくておしゃれ」という意味になって広がりました。
つまり袴姿は、当時の“モダン”の象徴だったわけです。
すっかり定番になりました
今では、この時期、街中で袴姿の方を見かけることが多くなりましたが、二十数年前は、卒業式で袴姿の方を見かけることはあまりありませんでした。
意外かもしれませんが、ここ十数年で、ぐっと一般的になった印象があります。
文化は固定されたものではなく、選ばれ続けた結果として残るもの、ということでしょうか。
もともとは、袴姿だと『卒業式らしく見える』ということはなかったはずですが、卒業式に袴姿で出席したい方が増えて、それが今の定番になったということだと思います。
ヘアセットからメイク、そして着付け。袴のひもを整え、鏡の前で最後のチェック。
そんな儀式を経て、『卒業』の気分が盛り上がります。
卒業袴レンタルのご見学は一年中受け付けております
最近では、早い方だと4月ごろ、来年春の卒業を見越して袴の見学にご来店いただいています。
少し気が早い?いえいえ、人気の柄やサイズは本当に動きが早いのです。
スタジオかれんでは、一年中いつでも卒業袴をご見学いただけます。
どうぞ、思い立ったそのときに。春は、準備している人から先にやってきます。
でも、ちょっと待って欲しい...
とはいえ、個人的には暖かくなっていくのは少し待って欲しい事情があります。まだ今シーズンのハンターマウンテンのリフトチケット前売り券が数枚残っているので、3月中に消化しないといけません。









