成人式は冬の冷え込みが気になる季節。
「振袖のときにヒートテックを着ても大丈夫ですか？」
「インナーは見えませんか？」
というご質問は、非常に多くいただきます。
結論からお伝えすると 振袖の下にヒートテックなどのインナーを着ても問題ありません。
スタジオかれんをご利用のお客さまの中にも、インナーを着て振袖をお召しになるお嬢さまは毎年いらっしゃいます。
ただし、インナーの選び方を間違えると、襟元から見えてしまったり、袖口から覗いてしまったりと、せっかくの振袖姿の美しさが損なわれてしまうことがあるので注意が必要。
今回は、振袖の下に着ても安心なインナーの条件や、おすすめの着方のポイントをまとめてご紹介します。
成人式当日をあたたかく、そして美しく迎えるために、ぜひ参考にしてください！
1. 振袖にインナーを着ても大丈夫？
→ 結論は「着てOK」
振袖は肌着や長襦袢（ながじゅばん）などを着込むため、着てみたらそれほど寒くは感じない方がほとんどです。
しかし、外で過ごす時間が長い場合や、その日の気温によっては首回りや足袋を履いた足元から冷気が入り込み、寒く感じられることも。
そのため ヒートテック・発熱素材のインナー・薄手の肌着などを着ることは有効な寒さ対策になります。
ただし、注意したいのは「見えない・ひびかないインナー」を選ぶこと。
インナー選びのポイントを押さえておけば、快適さと美しさを両立することができます。
2. 襟ぐりの広いものを選ぶ
振袖の美しさを大きく左右するのが 後ろ姿の“衣紋（えもん）”の抜き具合。
襟足がスッキリ見えることで、女性らしい上品さが際立ちます。
しかし、襟ぐりの狭いインナーを着てしまうと、後ろの首元からインナーが見えてしまう
といった問題が起きてしまいます。
おすすめは「襟ぐりの大きく開いたインナー」です。
もし見えてしまいそうなインナーであれば、 前後を逆にして着る という裏技もあります。
こうすることで、首の後ろがしっかり開き、衣紋を抜いてもインナーが見えずキレイに仕上がります。
▲首が詰まっているインナーは見えてしまいます。
3. 袖丈の短いものを選ぶ
振袖は袖が長く、振りも深い特殊な形をしています。
袖口も大きく開いているので、腕を動かしたときなど、袖の中が見えやすい作りになっています。
しっかり十分丈まであるインナーだと、袖口からインナーがチラ見えしてしまうなんて事に。
対策はとてもシンプル
。袖丈の短いインナーを選んでください。
五分袖や七分袖なら問題ないでしょう。
薄手の柔らかい素材であれば、袖をまくることでインナーのチラ見えを防ぐことが出来ます。
▲袖丈の長いインナーは見えてしまいます。
4.薄手のインナーを選ぶ
「寒いから」といって極厚タイプを選んでしまうと、着物のラインに影響が出ることがあります。
● 襟元が浮く
● そで下がモコモコする
● 帯の下にシワが寄りやすくなる
振袖はスッキリと美しいシルエットが魅力。
そのため、防寒しつつも 薄手の素材 が最も相性が良いと言えます。
5.振袖にレギンスは？
レギンスを履くのは、普段着ではとても有効な防寒対策ですが、振袖を着るときには注意が必要です。
着物姿でトイレに行く場合、着物・襦袢・肌着と、一枚ずつ裾をめくってたくし上げるのですが、レギンスの上げ下げは慣れないと難しいかもしれません。
どうしても履く場合は、トイレの際の着崩れに注意しましょう。
下半身の防寒対策をする場合は、足袋が履けるように作られた着物用ストッキングがおススメです。
6．成人式の振袖ににおすすめのインナー選びまとめ
● 振袖にインナーは着てもOK
● 襟ぐりの深い形を選ぶ（前後逆に着るのも◎）
● 袖丈は短めorまくる
● 薄手タイプが最適
●下半身の防寒は着物用ストッキングが楽。
▲襟ぐりが深く、袖が短めのインナーが◎。
成人式は一生に一度の大切な日。
正しい防寒対策で美しい振袖姿でお出かけください。
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