11月に入り七五三のお参りシーズンがピークを迎えています。毎年、秋が深まるこの時期に、晴れ着姿の子供たちをたくさん送り出しているのですが、そんなご家族の後姿を見ていると、『いつまでもお幸せに』と願わずにはいられません。
そこで今日は、20年以上に渡り宇都宮市、那須塩原市、大田原市を中心に、地域の子供たちの七五三祝いのお手伝いをしてきたスタジオかれんスタッフによる、『特別な日の良い思い出づくり』のヒントを簡単にまとめました。
主役のご機嫌
なんといってもこれが一番大切ですよね。慣れない着物を着て、まわりにはいつになくかしこまった感じのスーツ姿の大人たち。小さな主役たちは何となくプレッシャーを感じているかも知れません。そんな時、お子様たちはちょっとしたきっかけで気分が変わってしまうもの。お子様の表情に気をつけてあげてください。異変を察知したら大ごとになる前に声掛けを。
時間の余裕を持って
お仕度や参拝、会食の時間など、お参り当日の行動は予約時間を気にしながら、という場合が多いと思いますが、小さなお子様連れだとなかなか思い通りにはいかないもの。ぜひ、時間には余裕を持ってお出かけください。さらに、お子様が好きなおもちゃ(最近はパパ・ママのスマホでしょうか?)を持参して、待ち時間をご機嫌よく過ごしてもらいましょう。
移動は履きなれた靴で
お草履は坂道や階段ではとても歩きづらいです。平らな場所でも長い距離を歩くと神社に着く前に疲れてしまうかも。無理をせず、神社に着いてからお草履に履き替えさせてあげましょう。足袋を履くのがイヤなお子様には、足袋ソックスという代用品もあります。
老婆心ながら、もう一点
古くから続く七五三祝いの伝統行事ですが、やはり地域によって習わしが異なることも多いです。念のため、父方母方ご両家の祖父母様に、『お参り当日は、これこれこんな段取りでやります』と伝えて、事前にご了解をいただいておいた方がよろしいかなと思います。
伝統行事のしきたりは時代に合わせて変わっていくものですし、あまり堅苦しく考える必要もなく、子供たちの健やかな成長を祈る気持ち以上に大切なことはないと思うのですが、念のため、です。特別なお祝い事の日に、些細なことであっても気まずい思いはしたくありませんよね。
とにかく皆さん笑顔で
いままでに何度か、大人の事情により、お子様の晴れの日にうっすら影が差し込んでしまっているのを目撃しております。余計なお世話、と言われてしまえばそれまでですが、ご家族の皆さん
『今日だけは、今日この日だけは、何があってもすべて笑顔で通す』
と軽く心に誓ってから出かけるのはいかがでしょうか?
では、いってらっしゃい!









