
毎年1月には、栃木県内の各市町村で「二十歳を祝う成人の集い」や「20歳の集い」など、かつて成人式と呼ばれていた式典が開催されます。
一生に一度の大切な節目だからこそ、お気に入りの振袖を着て、自分らしい姿で式典に出席したいですよね。
スタジオかれんでも、毎年たくさんのお嬢さまの振袖選びから、成人式当日のお支度までお手伝いしています。
振袖選びでは、着物の色や柄だけでなく、帯やバッグ、草履などの小物選びも大切です。
なかでも、顔まわりの印象を大きく変えてくれる重要アイテムが「重ね衿(かさねえり)」です。
重ね衿は、選ぶ色やデザインによって、古典的で上品な雰囲気にも、かわいらしいガーリーな雰囲気にも、華やかでゴージャスな雰囲気にも仕上げられます。
また、お母さまやご親族から受け継いだ振袖を、自分好みにアレンジしたいときにも活躍するアイテムです。
今回は、振袖コーディネートの重要アイテム「重ね衿」について、基本的な役割や種類、選び方のポイントについて詳しくご紹介します。
成人式の振袖コーディネートを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目 次
1.重ね衿とは?
2.重ね衿の種類|人気のデザイン5選
3.振袖の重ね衿の選び方3つのポイント
4.重ね衿の価格相場は?購入とレンタルのポイント
5.スタジオかれんの振袖レンタル
6.まとめ|理想の振袖コーデを楽しもう
1.重ね衿とは?
『重ね衿(かさねえり)』とは『伊達衿(だてえり)』とも呼ばれ振袖の衿元に重ねて、色や装飾を加えるための細長い布状の小物です。
着物の衿元に華やかなアクセントを加える役割があります。
実際に見える部分は、着物の衿に沿った1.5センチほどの細いラインですが、このわずかな色や装飾の違いによって、振袖姿全体の印象が大きく変わります。
例えば、赤や金色を取り入れれば華やかで格調高い印象に、淡い色を選べばやさしく上品な印象に、黒やシルバーを合わせればクールでスタイリッシュな印象に仕上がります。
重ね衿は、着物を着るために必ず必要なものではありませんが、成人式の振袖コーディネートでは広く使われている装飾小物です。
最近は、シンプルな色違いのタイプだけでなく、パールやラインストーン、フリル、レースなどをあしらったデザインもあり、バリエーションがかなり豊富です。
自分らしい振袖コーディネートを作っていく上では、こだわっていきたいアイテムの一つです。

振袖の装飾小物には、重ね衿のほかにも、半衿や帯揚げなどがあります。
それぞれ役割が異なるため、違いを知っておくと小物選びがスムーズです。
①半衿(はんえり)
半衿は、着物の下に着る長襦袢(ながじゅばん)の衿に縫い付けて使う布です。着物の衿元が直接肌に触れたり汚れたりするのを防ぐ役割があり、汚れたときには取り替えられます。白無地が基本ですが、刺繍入りやレース、色柄付きなど、装飾性の高いものもあります。
②重ね衿・伊達衿(かさねえり・だてえり)
振袖の衿元に色や装飾を加えるための小物です。着物と半衿の間に細いラインを見せることで、華やかさや個性を演出できます。半衿と違い、主な目的は装飾です。着付けの際に、専用のピンなどを使って固定します。
③帯揚げ(おびあげ)
帯揚げは、帯の上部に見せる布状の小物です。帯枕(おびまくら)を包んで支える実用的な役割があり、結び方や見せ方によってコーディネートのアクセントにもなります。
④袋帯(ふくろおび)
振袖に合わせる袋帯は金糸や銀糸を織り込んだ豪華なものから、個性的な柄や素材感を楽しめるものまで、さまざまなデザインがあります。
⑤帯締め(おびじめ)
帯締めは、帯の中央に締めるひも状の小物です。帯結びを安定させる役割を持ち、色や素材、飾りによって振袖姿の印象を変えられます。
2.重ね衿の種類|人気のデザイン5選
重ね衿には、シンプルなものから装飾性の高いものまで、さまざまな種類があります。ここでは、成人式の振袖コーディネートで取り入れたい代表的なデザインを5つご紹介します。
■ 2-1.シンプルタイプ|スッキリとした正統派

立体的な装飾のないシンプルな重ね衿。
地模様のある生地、ラメ入りの生地、片面に金銀の光沢のある生地が使われたものなど、さまざまなデザインがあり、すっきりとした印象のなかに華やかさをプラスできます。
装飾が控えめなので、帯揚げや帯締めなど、コーディネートのバランスを取りやすいのが特徴です。
「華やかにしたいけれど、スッキリとまとめたい」
という方は、まず基本のシンプルタイプから試してみてはいかがでしょうか。


■ 2-2.ラインストーンタイプ|きらめきをプラス

衿元にきらめきをプラスしたい方には、ラインストーン付きの重ね衿がおすすめです。
光を反射してキラリと輝くため、振袖が華やかな印象になります。
金銀の装飾やラメ感のある帯、小物との相性もよく、ゴージャスな振袖コーディネートを楽しみたい方にぴったりです。
ストーンの金具部分に生地や髪が引っかかることがあるので、着付けの際は注意が必要です。
ヘアスタイルは重ね衿に髪が触れないアレンジがおススメです。


■ 2-3.フリルタイプ|ガーリーなかわいさ

かわいい振袖コーディネートにするなら、フリルタイプの重ね衿がおすすめです。
立体的なフリルが衿元やうなじ側にもにボリュームを加え、やわらかく甘い雰囲気を演出してくれます。
レースやパールの小物と組み合わせれば、さらにロマンティックな印象に仕上げることもできます。
「成人式はとびきりかわいくしたい!」
というお嬢さまに、ぜひ試していただきたいデザインです。


■ 2-4.パールタイプ|上品×カワイイ

パール調のビーズをあしらった重ね衿は、上品さとかわいらしさを兼ね備えたデザインです。
パールが一列に並んだシンプルなタイプから、レースと組み合わせた華やかなタイプまで、バリエーションも豊富。
パールの控えめな光沢は、振袖姿にやさしく上品な印象を加えてくれます。
白や淡い色の振袖にはもちろん、赤や紺、黒などの濃い色の振袖に合わせても、衿元に華やぎが生まれます。
また、パール付きの髪飾りやアクセサリーを合わせると、統一感のあるコーディネートに仕上がります。
品の良いきらめきを足したい方におすすめの重ね衿です。


■ 2-5.レースタイプ|エレガントな華やかコーデ

繊細なレースの模様や透け感が美しいレースタイプの重ね衿。
レースを着物の衿元に出して見せるので、一気にエレガントで華やかな印象に仕上がります。
特に、シンプルな振袖にアクセントを加えたいときや、洋風の要素を取り入れたコーディネートを楽しみたい場合におすすめです。
かなり存在感のある重ね衿なので、他の装飾小物とのバランスが重要になります。


3.振袖の重ね衿の選び方3つのポイント
重ね衿は種類が豊富なため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、振袖に合う重ね衿を選ぶための3つのポイントをご紹介します。
■ 3-1.振袖の色柄に合わせて選ぶ
重ね衿選びでまず意識したいのは、振袖との色のバランスです。
例えば、振袖の柄にある色から重ね衿の色を選ぶとまとまりのあるコーディネートに仕上がります。
振袖にはない際立つ色を選ぶと、衿元がアクセントになり、メリハリのある印象を演出できます。
白やクリーム色はさまざまな色の振袖に合わせやすく、金色や銀色は華やかさを加えたいときに便利です。
■ 3-2.なりたいイメージから選ぶ
色だけでなく、どのような雰囲気に仕上げたいかを考えることも大切です。
- 古典・正統派: 金銀のライン入りやシンプルな色重ね
- ガーリー・かわいい: フリル、レース、パール
- ゴージャス: ラインストーン、レース
- クール: 黒やシルバー、シンプル
- 上品・大人っぽい: パールや落ち着いた色合い
同じ振袖でも、重ね衿を変えるだけで印象が変わることがあります。
「かわいい系にしたい」「大人っぽく見せたい」など、理想のイメージを先に決めておくと、小物選びがスムーズになります。
■ 3-3.バランスを考える
特にレースやフリルなど、存在感がある重ね衿を使いたい場合は、バランスに注意しましょう。
半衿・帯揚げ・帯締めなど、それぞれの存在感がケンカしないか、実際に試着をして確認しましょう。
4.重ね衿の価格相場は?購入とレンタルのポイント
重ね衿の価格は、素材やデザイン、装飾の有無によって異なります。
シンプルなものから、レースやパールなどをあしらったものまで幅広く、1,000円台から10,000円台の物まで販売されています。
一般的に、装飾が多いものや凝ったデザインのものほど価格が高くなる傾向があります。
購入する場合は、着物専門店や振袖店、ネットショップなどで探すことができます。
フリマサイトなどで見つかる場合もありますが、商品の状態やサイズ、色味をよく確認しましょう。
重ね衿は振袖のコーディネートを変えたいときに取り入れやすいアイテムですが、実際に他の小物を含めて振袖と合わせてみると、
『イメージと違う』なんて言う事もあります。
購入した後は、実際に使うより前に試着などをして確認しておくのがおススメです。
振袖をレンタルする場合は、重ね衿などの装飾小物がレンタル料金に含まれているか、好きなデザインを選べるかも確認しておきましょう。
5.スタジオかれんの振袖レンタル
■ 小物はどれを選んでも追加料金なし
スタジオかれんでは、振袖そのものだけでなく、帯や重ね衿、帯揚げ、帯締めなどのコーディネートも大切にしています。
「かっこよく着こなしたい」
「かわいい雰囲気にしたい」
「古典柄を上品にまとめたい」
など、お嬢さまのなりたいイメージに合わせて、スタッフが小物のコーディネートをご提案します。
スタジオかれんの振袖レンタルでは、帯や重ね衿を含む装飾小物をお好みに合わせてお選びいただけます。
帯や装飾小物はどれを選んでもレンタル料金は変わりません。
気になるデザインを組み合わせながら、自分らしい振袖姿を見つけてください。
※『Calen’s Selection』の振袖は小物が含まれたコーディネートとなります。
■ ママの振袖を自分らしくアレンジ
近年は、お母さまやご親族の振袖を成人式に着る方も増えています。
持っている振袖を今の自分に似合うコーディネートにアレンジできるのも、振袖の楽しみ方のひとつです。
同じ振袖でも、帯や重ね衿、帯揚げ、帯締めを変えることで、雰囲気を大きく変えられます。
スタジオかれんでは、重ね衿・帯揚げ・帯締めの装飾小物3点セットのみのレンタルプランもご用意しております。
「ママの振袖を今風のコーディネートにしたい」
「自分の好みに合わせて華やかにアレンジしたい」
という方も、ぜひご相談ください。
振袖を活かしながら、お嬢さまらしい成人式スタイルを一緒に考えていきましょう。
【小物3点レンタル】重ね衿・帯揚げ・帯締め
撮影レンタル:8,800円(税込)
式当日レンタル:11,000円(税込)

6.まとめ|理想の振袖コーデを楽しもう
重ね衿は、振袖の衿元に色や装飾を加え、華やかさや個性を演出することができる小物です。
スタンダードなタイプから、ラインストーン、フリル、パール、レースなど、デザインはさまざま。
振袖の色柄や、なりたいイメージに合わせて選ぶことで、自分らしい振袖コーディネートを楽しみましょう。
オシャレなコーディネートには、重ね衿・帯揚げ・帯締めとのバランスを考えることも重要です。
「この色で合っているかな?」
「小物の組み合わせがちぐはぐになっていないかな?」
と迷ったときは、着物のプロに相談してみるのもおすすめです。
成人式は、お嬢さまにとって大切な節目の日。
振袖だけでなく、小物のひとつひとつにもこだわって、心から納得できるお気に入りのコーディネートを見つけてください。
スタジオかれんは、栃木県宇都宮市・那須塩原市で、振袖選びから小物のコーディネート、成人式のお支度までお手伝いしています。
一生の思い出に残る成人式を、自分らしい振袖姿で迎えましょう。
◇ 振袖コラム一覧 ◇
■ 『振袖レンタルはいつ予約するの?』
■ 『比較検証:振袖はレンタル?購入?どっちがお得?』
■ 『振袖レンタル 結局いくら?リアルな予算例』
■ 『ママ振り歓迎!振袖お持込みパック完全ガイド』
■ 『振袖 着付け小物一覧|準備チェックリスト』
■ 『振袖の下にヒートテックは着てもいいの?』
■ 『成人式直前!メンテナンスガイド』
■ 『振袖ヘアスタイル Making Movie』
■ 『成人振袖 手結び帯 |職人の技』
■ 『振袖におススメのネイル』
■ 『無地振袖の魅力と失敗しないコーディネート』
■ 『振袖の重ね衿の選び方|自分らしい成人式コーデに』
■ 『成人式は振袖だけじゃない!二十歳の「ドレス撮影」が人気の理由』









