トキメキの京都出張

新作衣装の仕入れ

12月の第一週、京都へ仕入れに行ってきました。
この時期の京都は、街中から少し離れれば美しい紅葉が堪能できるのですが、私たちはそんな時間は取れず、せめて烏丸通沿いの街路樹の色づきを横目に見ながら、郊外に広がっているであろう艶やかな紅葉に囲まれた神社仏閣のお姿を想像するだけです。

京都市内にある何件かの問屋さんを二日間ほどでまわり、七五三の着物、ドレス、タキシード、振袖、卒業式用の二尺袖、袴など、来年に向けた新作衣装をじっくりと見ていきます。
問屋さんのネット画像などはチェックしてから行くのですが、実物とは微妙に違うことがよくあります。だからこそ、私たち自身の目で見て手に取り、質感やデザイン、色味などを確認する作業が欠かせません。

トキメキの瞬間

それだけではありません。展示会場の隅っこの方に並んだ衣装の中から、かれんのお客様のテイストに合いそうな『何か』を、文字通り、掘り出してくるのも毎年の楽しみのひとつです。
そして今回も、ひと目見て『これは!』と感じる振袖に出会いました。
個性的で人気のかれんオリジナル振袖『Calen’s Sellection』のメンバーに迎え入れたい一着になりそうで、同行スタッフ一同の気分が一気に高まります。

そこから先はいつもお世話になっている問屋さんのスタッフも巻き込んで、帯や小物をあれこれ合わせながらコーディネートを詰めていきました。

それぞれの振袖に、それぞれのストーリー

Calen’s Sellectionの振袖は、それぞれのコーディネートにストーリーがあります。

最初に個性的な袋帯やぞうりバッグに出会い、トータルコーディネートに広がっていくこともあります。
初めはぼんやりとした全体のスタイリングだけがスタッフの頭の中にあり、そこからイメージに合う生地を探し出して振袖に仕立ててもらい、帯や小物を合わせ、足元はぞうりにするかブーツスタイルにするか決め、、、そんな過程をたどっていく場合もあります。

そして最後の、とても大切な部分。
それは、出来上がったコーディネートをどのようにお客様にアピールするか、です。
モデルさんに着てもらう時のヘアスタイル、メイク、撮影時の表情やポーズ。ここで振袖の印象が変わってしまうこともありますので、トータルコーディネートの最終決定を任されたスタッフは気が抜けません。
そんな、スタジオかれんスタッフのおすすめ振袖スタイル、ぜひ、チェックしてみてください。

オリジナルコーディネート振袖はこちら

帰り

すべての仕入れを終えて新幹線に乗り込む頃には、「今年もいい買い物ができたかな」と胸をなでおろすような安堵感がいつもあります。
今回発注した新作衣装は、来年3月末以降、続々と入荷してまいります。ホームページやSNSを通じて随時お知らせしていきますので、どうぞご期待ください。

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